JR中央線 三鷹 (武蔵野市、吉祥寺) 所属税理士の日記

JR中央線、三鷹にある税理士事務所、宮内会計事務所に勤める所属税理士です。 税法や会計など、特に重要な話を抜粋したミラーブログです。

年賀状の会計処理

国税庁ホームページ吉祥寺(武蔵野市三鷹市)の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。


食事代」、「社員旅行費」に続く
交際費絡みの会計処理第3弾は、
年賀状について書いてみます。


支払の時期を考えれば本当は
12月中もしくは11月中に掲載すべき
内容だったかもしれませんけれども、
新しい年も1ヶ月以上過ぎたこのタイミングで
自分の手元に届いた年賀状を整理していて
次はこれについて書くかなと思い立った経緯なので
そこはお目こぼしいただければ幸いです。


さて、年賀状の会計処理です。


具体的な取引に絡んで出す書状ではありませんし、
これは「接待交際費」に当たるのではないかと
考える方もいらっしゃるかと思います。


ですが、実際のところ年賀状については、
ハガキの購入費も挨拶などの印刷代についても、
一般的に「接待交際費」は使わなくて大丈夫です。


というのも、虚礼廃止なんていう流れもあるものの、
年賀状というものはそもそも一般的な慣行で
単なる時候の挨拶で送るものであって
何らかの物品を贈呈するようなものでもないから。


ですから基本的には通常の官製ハガキなどと同じ処理、
例えば「通信費」などの勘定科目を選びます。


会社によっては「広告宣伝費」や「販売促進費」など
「通信費」以外の科目を使うケースもあるでしょうが、
それはそれぞれの事業者の処理基準に則り
内容を踏まえて決めればいいことです。


印刷代については年賀状の付随費用ですので、
本体であるハガキの購入と同じ勘定科目を使うか、
さもなくば「支払手数料」などを使うといいでしょう。


以上のことは年賀状に限ったことでは無く、
暑中見舞いなどでも同じことです。


今後の会計処理の参考にしてください。