都営地下鉄等の料金改定について
吉祥寺(武蔵野市、三鷹市)の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。
この6月から、東京都営地下鉄と横浜市営地下鉄の
運賃が増税後の消費税率8%を反映した、
新しいものに切り替えられることになりました。
改正法が施工されて税率が上がったのは4月なのに、
何故6月になって運賃が変更になるのか。
あるいは東京都営地下鉄も横浜市営地下鉄も
今回の増税に便乗して2段階の料金改定を行っている、
つまり便乗値上げをしているのではないだろうか。
そんな風に思ってしまいそうにもなりますが、
これは要するにどちらの地下鉄も公営であるせいで
料金を変更するには条令を改訂する必要があり、
そこから監督省庁である国土交通省に
旅客運賃変更を申請するという流れである為に、
諸々の準備が4月までに終わらなかった、
ということの所為でこうなってしまったということのよう。
その辺り、もうちょっと何とかならなかったものかと
多少は思わないでもありませんけれども、
定められている過程をきちんと踏んでいくことは
公営の交通機関としては大事なことでしょう。
消費税差額分の値上げが遅れた分だけ
利益が喰われてしまう形には、なりますけれど。
ちなみに、函館の市電は5月1日から、
名古屋市のバスと地下鉄は9月1日から、
それぞれ消費税増税を受けての
料金改定なのだそうです。
これ等の路線を使って通勤している
従業員やアルバイト・パートの人達に
支給する通勤交通費日額の金額改訂に関しては、
新料金の適用時期を間違えないように
充分な注意をする必要がありますね。