JR中央線 三鷹 (武蔵野市、吉祥寺) 所属税理士の日記

JR中央線、三鷹にある税理士事務所、宮内会計事務所に勤める所属税理士です。 税法や会計など、特に重要な話を抜粋したミラーブログです。

相続対策検討は53%

国税庁ホームページ吉祥寺(武蔵野市三鷹市)の税理士事務所、
宮内会計事務所に勤める税理士の卵です。


今年の9月半ばからこのブログにて
少しずつ書いてきた「相続税」の説明。


先日公開した「遺留分について」のエントリで、
相続が発生した場合にどのような人が
亡くなった方から財産を相続する事になるのか、
はなはだ簡単ながらも一通り記述を終えました。


 9月13日 相続税の基礎控除額
10月18日 「相続」と「遺贈」
10月22日 法定相続分
11月 9日 遺留分について


もともと相続税について大きな改正があるからと
書き始めることにしたこの一連のエントリ。


11月4日付の日経新聞で読んだのですけれども、
来年の1月1日以降、相続税基礎控除額が
現行の6割まで減額されることを受けて、
今から相続税対策を考えておこうとしている、
あるいは既に対策が完了しているという人が、
読者調査の結果53%になったのだそうです。


団塊の世代も引退の時期になって
相続税が気になりだしているであろうことに加え、
基礎控除額の減額が複数のニュースで
報じられたことの影響は大きいのでしょう。


なお、実際に行われている「対策」は
生前贈与の活用が多いとのこと。


ただ、本当の意味で相続税対策をするのであれば、
自分が持っている財産はどんなものがあって
その評価額はそれぞれどれくらいになるのか、
それを「誰に」対して「どのように」相続させたいのか、
そういったことを具体的に細かく定めた上で
相続税額がどれくらいになるのかを試算し、
それから打つ手を考えるようでなければ、
本当に有効な相続対策とは言えません。


やはりここは、税理士などのプロに
税額試算と対策を依頼するのが一番でしょう。


その前段階、基本的な知識の話として、
そもそも「相続税」というのがどういうものなのか、
ということへの簡単な理解を有していただく。


上記の一連のエントリは、その為に書きました。


まだまだ書きたいことの半分も終わっていないので、
これからも、「相続税」についての解説は
定期的に続けて行こうと思っています。


私の書いた文章が皆様のお役にたてば、
そんなことを思いつつ、今回はこれにて。